創・食おいしいニュース
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松本にパティスリ-「ニュ-モラス」 お酒とスイ-ツ追求、薫製チ-ズケ-キも

松本・小屋に3月25日、パティスリ-「NUMOROUS(ニュ-モラス)」(松本市小屋南1、TEL 0263-31-6228)がオ-プンした。
店舗面積は約20坪。カフェスペ-スも設け、テ-ブル6席を用意する。お酒をテ-マにした同店のコンセプトは「お菓子な香りと甘み研究所」。オ-ナ-パティシエの大塚泰裕さんは「お酒を使ったケ-キ、お酒と合うケ-キを追求している」と話す。
ケ-キは、アルコ-ルを使わないものから、香りをしっかり感じるものまで、目安となるよう4段階で表示する。ア-モンドクリ-ムと洋梨をのせて焼き上げた「タルトポワ-ル」(320円)、市内で採れたベリ-を使った「ベリ-」(440円)など気付かない程度のアルコ-ルを使ったものや、口に入れたときに香りを感じる「モンブラン」(430円)、ブランデ-の名前をそのまま付けた「V・S・O・P」(480円)など。アルコ-ルを入れない「プリン」「シュ-クリ-ム」(以上200円)は価格帯を抑え、子どもから大人まで気軽に「おやつ」として楽しめるようにした。ほかに、「ショ-トケ-キ」(420円)や季節の果物を使った「タルト・フリュイ」(400円)なども。
「長野燻(くん)製チ-ズケ-キ」(4号=1,180円、5号=1,900円、6号=2,700円)は、ワインやウイスキ-に合うように、薫製したチ-ズを混ぜ込んで作り上げた。「バ-で出している、チ-ズやチョコ、ナッツ、レ-ズンなどの乾き物類は、実はお菓子作りに欠かせない食材。合わないはずがない」と大塚さん。現在は予約での取り扱いだが、「松本はバ-の街。いずれはバ-でも提供してもらえるようにしたい」
大塚さんは埼玉出身。東京近郊でパティシエとして経験を積み、Iタ-ンで独立開業した。「東京は旬に関係なく何でも手に入ってしまう。おいしいものを作りたいと考えたときに、地方がいいと思った」と振り返る。いくつかの場所を検討した後、松本に決めて昨年8月に移住。物件が決まるまでの数カ月は、市内のリンゴ農家で働いた。「農業にも興味があったので、市街地から少し離れれば畑があるのも良かった。ずっと室内でスイ-ツを作っていたので、太陽の光を浴びて働くことが新鮮だったし、いろんな人と交流もできた」
店名は「ユ-モラス」に「新しいこと」の意味を込めて付けた造語。ロゴもフラスコや試験管で「酒」という字をかたどった。店内は、木とタイルを使った落ち着いた雰囲気で、ビ-カ-やフラスコ型の照明など、遊び心を感じる工夫を随所に施す。「ほかと同じことをしていても仕方がない。変わったこと、面白いことをしていきたい」と大塚さん。「ワイナリ-や醸造所も多い地域なので、おいしくて面白い商品を一緒に作っていきたい」と意気込む。
営業時間は10時〜19時30分。月曜、第2・4火曜定休。
(松本経済新聞)