創・食おいしいニュース
「みんなの経済新聞ネットワーク」が取材した全国各地のフードビジネスに関する旬なニュースをお届けします。
松屋銀座にXマスケーキ48種−「フレンチパウンドハウス」百貨店初登場
松屋銀座地下1階各店と予約カウンターで現在、クリスマスケーキの予約を受け付けている。
12月23日(土・祝)、24日(日)、25日(月)と週末にかかる今年のクリスマスシーズン。同店では、形や味わいなど「心に残るケーキ」をテーマに、人数やさまざまなシーンに対応できるようバリエーション豊富に39ブランド48種類を取りそろえる。松屋オリジナルケーキは全体の約3割を占め、14種類を展開。中心価格帯は3,000円〜6,000円。売上目標は前年比115%。
今年のクリスマスケーキについて、「SNS映え」「小さめケーキ」「イチゴのショートケーキ」「松屋ならではの限定ケーキ」の4点をポイントにしたという。同社洋菓子担当の鈴木章浩バイヤーは「ケーキの展開数よりも、ケーキに使う素材、そのケーキを手掛けるパティシエやショコラティエの『職人としての技』にこだわったケーキをそろえた」と意気込む。
「SNS映え」を意識し、見た目の華やかさやインパクトあるケーキには、「ピエール・エルメ・パリ」の雪の結晶をあしらったドーム型で、レモンとオリーブオイル入りの生地とレモン風味のクリームを組み合わせた松屋オリジナル「フロコン エラ」(直径14センチ=5,940円)や、「パティスリー タント・マリー」の宙に浮く白いプレートの下に、パステアージュ(砂糖菓子)で作られた白い箱の中にはベリージュレやホワイトチョコムースなどが入った松屋オリジナル「フルーリ」(長さ約17センチ=7,560円)などが登場する。
年々増加する、少人数向けや食べ比べを楽しむ複数購入者向けの「小さめケーキ」は品ぞろえを拡充し13ブランド15種類展開する。「チカリシャス ニューヨーク アマリージュ」の高級シャンパンを使ったムースやジュレ、キャビアをのせた「キャビアシャンパンケーキ」(直径10センチ=6,000円)や、「キャンティ」の銀座はちみつを加えた松屋オリジナル「銀座はちみつ・ババロアバニラ」(直径約12センチ=3,888円)などを販売。
クリスマスケーキとして定番人気の「イチゴのショートケーキ」には、同社の4代にわたる洋菓子バイヤーが交渉し続けたという巣鴨「フレンチパウンドハウス」が百貨店初登場。口どけのいい上質な生クリームとイチゴ果汁を含ませた米粉入りのスポンジで、松屋オリジナル「ノエル・ブラン」(直径15センチ=5,400円)を販売する。フランス菓子界のレジェンドといわれる藤生義治シェフの店「パティスリー・ドゥ・シェフ・フジウ」の甘さ控えめ大人向けケーキ(直径約15センチ=4,301円)や、昨年人気が高かった「日本橋 千疋屋総本店」のクイーンストロベリー11個を使ったケーキ(直径21センチ=1万4,040円)など、10ブランド13種類を用意。
松屋オリジナルケーキでの注目は、菓道家津田陽子さんの「ミディ・アプレミディ」のこだわりイチゴなど5 種のベリーを使った「5つのベリーのタルト」(直径18センチ=8,640円)や、パリの高級チョコレートブランド「ラ・メゾン・デュ・ショコラ」のドーム型チョコレートに流れ星をあしらった「エトワールフィラント」(直径約13センチ=4,428円)。
そのほか、アイスクリーム・冷凍ケーキも8種類用意する。宅配サービスがあるため、「クリスマスケーキを受け取りに行く時間が無い」「生ケーキとは別にアイスクリームケーキも食べたい」「地方に住んでいる家族・友人へのクリスマスギフトに」など「用途や生活環境に合わせ、需要が伸びている」といい「いずれも、より素材にこだわった内容のケーキばかり」(鈴木バイヤー)。
予約受付は12月15日(金)まで(ネットは同日17時まで)。
(デパチカドットコム)